こんにちは、僕はミソフォニアという病気を研究している、ノイズクリアという者です。
今回は、ミソフォニアという病気を発症した人が、どういうことに苦しんでいるのか、どういう日々を過ごしているのかについて、お話しようと思います。
・ミソフォニア発症者のプロフィール
今回は実際にミソフォニアを発症した、僕の友人である、Tさんの日々についてお話します。
Tさんのプロフィールはこんな感じです。
・名前:Tさん(本名は本人の希望で非公開)
・年齢:20代
・住んでいる場所:北海道
・職業:事務の仕事(テレワーク)
・趣味:ゲーム
・苦手なこと:トリガー音がなる場所
・定期通院・薬:精神科に通っている、薬は処方されていない
・家族構成:父・母・本人の3人
・Tさんのトリガー音
・咀嚼音(食べ物を食べたりなど)
・咳、咳払い、鼻すすり、くしゃみ、舌打ち、舌鼓、鼻歌、口笛、笑い声
・赤ちゃんの声全般
・車の開閉音
・皿の音
・工事音
・インターホン
・銃声、花火、除雪車
・Tさんの日々の過ごし方
・自宅では常に耳栓を着用している
・家族には理解してもらっており、毎月耳栓を買ってくれる
・職場への理解はうまくいかず、我慢の日々だったが、テレワークによって改善、(ただしテレワークが終わったときに極度の心配をしている)
・交通機関に乗る際に、異常に神経を使うため、交通機関から降りたあとには既に疲れてしまう。
・ストレスの影響で、毎日睡眠時間が6時間以下
・ミソフォニア発症後、異常に短気になったと感じている
・自分の音はトリガーにならず、また動作については問題ない(ミソキシネアの症状はない)
・トリガー音に耐えられず、その場から逃げたりすることがある
・トリガー音が原因で、喧嘩になったことは今の所無い
・ミソフォニアを本気で治したいと思っている
実際僕は、Tさんのミソフォニアを治したいという気持ちから、僕はミソフォニア根絶に向けた、研究を開始しました。
・Tさんの覚えている限りの、トリガー音の増加日程
まずTさんが、ミソフォニアを発症したきっかけとして、本人の思い当たる節としては、高校生活についていけなかった、そして先生に何度か相談しても、全く改善されなかったことによる、強烈なストレスが理由じゃないか、とのことです。
つまりミソフォニアは、極度のストレス、または慢性的なストレスが理由で発症する病気なのかもしれません。
ミソフォニアになって、最初にトリガー音となったのは、舌打ち、舌鼓でした。最初はなんで怒っているのか理解できず、少しの間自分自身がおかしくなったんじゃないかと、考えていました。しかし数日後、舌打ちや舌鼓の音が原因で、怒りの感情が湧いているということがわかったのです。しかしわかってからも、なんでこの音に怒りを感じるのか?ということがわからなく、ずっと考えていました。
そしてそれから2週間後ぐらいに、今度は車の開閉音の音がトリガー音となりました。
このときから、Tさんはずっと家では耳栓をして生活するようになりました。
さらに1ヶ月後、皿の音と咀嚼音が駄目になったようです。
覚えている限りではこんな感じのようです。
いずれも、現在の僕の研究では、どれもなぜこの音がトリガー音として脳に登録されたかは、わかっていません。
Tさんが楽しいことをしている間でも、トリガー音を聞いただけで、楽しい気持ちが半減してしまう。とのことです。
楽しいことをしているつもりが、いつの間にか疲れて帰ってきた。楽しいことはほとんどなかった…となることもよくあるようです。
これが、Tさんの今の日常です。ミソフォニアは、発症してしまうと人格まで変わってしまうんです。そのため僕は、ミソフォニアの研究を行うことになりました。ミソフォニア根絶のため、僕もがんばりますし、そしてなにより発症してしまった、Tさんも、頑張って生きてほしいと思っています。
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